在宅診療の流れ

flow

1.お問い合わせ

訪問診療の対象となるのは、様々な理由で外来通院が困難となったかたです。
お電話でお問い合わせください。
ご本人様、ご家族様だけでなく、医療・介護にかかわるスタッフからのお問い合わせもお待ちしています。

2.担当のスタッフがお伺いします

ご本人の病状を確認し、当院の在宅医療のシステムをご説明いたします。
ご家族様に来院していただくか、入院中の場合は病院へお伺いします。
同意をいただけたら、初回訪問を予定します。

3.初回訪問

初めてお伺いしたときに、ご本人・ご家族様のご希望をお伺いし、
病状や介護保険サービスを考慮して、訪問診療計画を作成します。

4.定期訪問開始

訪問計画に従って定期的に訪問診療を行います。

5.お薬の宅配

ご希望のかたには調剤薬局からご自宅までお薬を持っていき、訪問薬剤指導をさせていただきます。

対象となる患者様は、次のような病気で通院が困難なかたです。

  1. 高齢で足腰が立たなくなり、移動が困難になったかた
  2. 脳卒中後遺症、神経難病(パーキンソン病、ALS、筋ジスなど)
  3. 高度の認知症
  4. 慢性呼吸器疾患で酸素吸入や人工呼吸器を装着しているかた
  5. 心臓病で動くのがつらいかた
  6. がんで病院での治療を終了されたかた
  7. グループホームなど医師が常勤していない施設におられる方

*定期の訪問診療をしていないかたが、緊急時の往診だけをご依頼されても、対応しかねますので、ご了承ください。

緊急時に在宅で診断治療を行うためには、今までの経過や普段の健康状態を知っていることが重要になります。具合の悪いときだけ往診を依頼されても責任を持って対応しかねますので、それまでの病状を知っているかかりつけ医の受診や、病状によっては救急車をお願いすることがあります。

*他の医院・診療所に通院している場合は、まずかかりつけの先生に訪問診療をご依頼してください。

これまで診てもらっていたかかりつけの先生がいる場合は、まずその先生に通院が困難になってきたことをお話し、訪問診療していただけるように依頼されることをお勧めします。

もし訪問診療が難しいというお返事でしたら、当院へご相談ください。

*総合病院(基幹病院)に通院している場合は、専門科の診療は病院でみてもらい、かかりつけの在宅療養は当院でと、役割分担して診療をしていくこともできます。

専門科の診療も必要だが月々の通院がつらいというかたは、病院には3カ月~1年ごとに診てもらい、ふだんの診療は当院がかかりつけ医となって在宅療養するということができます。病院の専門科との連絡・紹介状も準備いたします。

あるいは、通院が困難な方は当院の訪問診療だけに一本化していただいても結構です。病状が不安定になり、専門科の診察をご希望になるときには、病院と連絡をとって受診していただけるようにします。

病院の担当主治医の先生、または地域医療連携室に、訪問診療を希望されることをお話してご相談ください。